不入斗公園の歴史探索
1.公園の沿革と概要
◇不入斗公園の土地は終戦まで日本陸軍の横須賀重砲兵連隊の練兵場でした。敗戦後は食糧事情の深刻さもあって農地として利用されていたこともありましたが、食糧事情が好転したあとは運動公園として整備されました。
◇不入斗公園の整備は、昭和38年に水泳プール、昭和45年に軟式野球場、子どもの遊び場などが、昭和46年に庭球場・弓道場、昭和47年に公認第3種陸上競技場が完成し今日に至っています。
◇公園入口の横には、軍転記念の塔が建てられています。旧軍港市転換法の制定から今日に至るまで、約789万m2に及ぶ旧軍用地が横須賀市に移管され、今日の繁栄の礎となっています。旧軍港市制定30周年を記念し、昭和55年(1980)6月28日にこの塔が建てられました。
◇奥の駐車場の陸上競技場脇に不思議な鉄塔が建っています。これは、建設省国土地理院が設置した基本電子基準点のための鉄柱です。地上2万kmの高さを周回するGPS衛星が発信する電波を受信し、この地点を観測するための施設です。この受信データは、土地の測量・地図の作成、地震・火山噴火の予知の基礎データとして利用されています。
2.園内施設
軍転記念の塔「銘板」 基本電子基準点
3.公園の年表
不入斗公園の年表(こちらをクリックください)